2010年11月21日日曜日

マイクロマウス2010決勝

  全日本大会決勝が終わりました.これで今年のマウスも終わりで,毎年のことですが,楽しかった分現実に引き戻される帰りの新幹線が憂鬱です.

  ハーフマウスは大変よく迷路が考えられていて,探索から苦労しました.
結果は,
こじまうす6A 57秒306 6位入賞,ニューテクノロジー賞
と最短走行は成功しませんでしたがぎりぎり入賞.
最短経路の135度ターンからの20区画以上の長い斜め走行が難しいとか,競技前に迷路清掃が行われずにほこりだらけとかいろいろありますが,私のマウスの場合はフォトセンサの不調が走れなかった主要因です.もともと十分な信号強度は得られておらず,事前にできる限りの対策はしていましたが,それでも普通の直進が走れないほどに影響を受けていたようです.ハーフはかなり力をいれていただけに残念ですが,ずっと気になっていたフォトセンサの問題が理解できたので収穫とします.(決勝の出走順は予選順位の逆順だそうですが,来年は間違わないようお願いします)



そういえば,副賞で怪我するくらい(流血の報告あり)先の細いピンセットをいただきました.これでもっとえげつないハンダ付けをしろと...

  クラシックは調整不足で走る気が全くせず,その分全然緊張しませんでしたが,ふらふらしながらも走ってしまいました.最短走行のことなんて考えてなかったのでどんなパラメータで走らせていたのかわかりませんが,
こじまうす5 5秒848 6位入賞
まさかの入賞.毎年どの競技も決勝は入賞候補のマウスがどんどんリタイヤしていますので,今年は偶然チャンスが巡ってきたようです.(ちなみに私には関係ありませんでしたが,ほこりの観点からはシードマウスの出走順をもっと後にすべきだと思います)

参加者も多く,みんなぎりぎりまで調整するもんだから運営側は大変そうでしたね.お疲れ様でした.ではまた来年.

今年は休みの日にまだマウスをする時間がありましたが,次の休みからはそうはいかないので来年はどうなるだろうか.

14 件のコメント:

福井 さんのコメント...

お疲れ様でした.

こじまうすや加藤さんのマウスにおいて,機械部品を左右対称形に配置したのは大正解だった気がします.

min4みたいなたがい違い配置だと,加速時に回転力が働いてしまいます.

yuta さんのコメント...

お疲れ様でした。
流血事件は、結構深く刺さってたらしく、昨晩はお風呂で悶絶しました。
危険物です。お気をつけを。

某審査員の方とお話ししたときに
「出走が後だと迷路がきたないでしょう?」
と言われました。
常識的に考えて、コロコロで掃除した後のほうが綺麗でしょう、とのことだと思います。
ちゃんとそんな事ないと言っておきましたが、もしかしたら優しさだったのかもしれません。

kojima さんのコメント...

お疲れ様でした.

>福井さん
どの向きの回転でしょう?(頭が回らないので考える気がおきない...)

>yutaさん
気をつけて使います.ピンセットというより針ですからね.
迷路はマウスを分かっている人がつくっているわけですから,出走順も分かっている人が考えて欲しいですね.

>常識的に考えて、コロコロで掃除した後のほうが綺麗でしょう
というのが本当ならみんな保護眼鏡,マスク必須ですね.

ちなみにレコードラインという考え方があるそうですね.

yuta さんのコメント...

>ちなみにレコードラインという考え方があるそうですね.

ホコリが取れるわタイヤのカスが付くわで有利、って感じですか?
クラッシックを走るKuroには到底縁のない話ですね…(´_`。)

福井 さんのコメント...

何か勘違いだったかも.

kojima さんのコメント...

>yutaさん
そこが問題で,ユニークなハードウェア,ユニークな経路選択をすると不利というマウスの趣旨と異なることになってしまいます.従って,迷路は最初になるべく掃除されているべきということになりますね.

>福井さん
私もだいぶ考えてみましたが別になさそうですね.

福井 さんのコメント...

マイクロマウス競技はあくまでロボット競技であって,レースゲームではないらしいです.
そのため,迷路が汚くても文句は言えないみたいです.

今年は経路・探索選択の意味での賢さを課題とする!ならばきれいな迷路で.
今年は環境適応性という意味での賢さを課題とする!なら,ルールの範囲で許される限界まで厳しい環境(迷路の誤差でまくり,よごれまくり,ディスコのような外光)
みたいにするといいのかもですね.

技術課題が明確なことは重要です.

福井 さんのコメント...

しかしながら,上位陣は大抵レースゲームと見ている気がするんですが,どうなんでしょう.

kojima さんのコメント...

レースゲームでも汚れていること自体には文句は言えないと思います.別に文句もありませんが.

常識的な環境なら適応する必要がありますね.今年のハーフも迷路くらいならまあ許容範囲でしょう.わざと環境を悪くされるとモチベーションダウン.ないとは思いますが.
私の場合は,他の競技者と競技したいのであって,主催者と競技したいわけではない.

あと,レースの要素がなければ技術開発する気が起きないでしょうね.きっと.

yuta さんのコメント...

kojimaさん

>私の場合は,他の競技者と競技したいのであって,主催者と競技したいわけではない.

まったくもってその通りですね。その台詞カッコイイです。


競技つながりなんですが、予選と決勝で
16*16→32*32になるとか、強烈な外乱が加わるとか
予選通過者が決勝でなす術なく脱落する可能性に若干疑問があったりします。
簡単にしろというわけではなくて、
予選から32区画だったり、照明が強烈だったりする上で、
決勝では経路が難しいとかの差をつけるべき、という意味です。

マウスを良く知らない人が決勝を見て、「決勝なのに、こんな動かないんだ」と思うのではないかという不安も。

kojima さんのコメント...

予選と決勝は今くらいの強烈なギャップがあってもいいと思います.(やられた側なので素直にそうは言えないかも)
つまり,あらかじめ起こりうることを想定して調整しておかなければならないというのも重要な要素かと.
ただし,海外勢が普段から32x32で調整してるとかいう状況になるとまた話は別ですが.

動かないマウスがいるから動くマウスが際立って競技会としては見ていておもしろいのかもしれません.(決勝で動かなかったときのショックは相当なものですが...)

福井 さんのコメント...

9x9で4万円分の壁ですから,32x32だとおよそ64万円.
壁代だけで64万円は結構キツいですね.

kojima さんのコメント...

9x9で4万円というのは,この場合柱の本数が10x10=100本で柱・壁25セット1万円なので4万円ということですね.

32x32の場合は33x33=1089本でおよそ44万円になるのではないでしょうか.

最短走行だけ意識して調整するなら最大限長い直線と長い斜めを含む上三角だけあればいいのでさらにその半分とちょっと.これならあまり負担ではないかも.

福井 さんのコメント...

20万円なら大人の財力をかなりがんばれば買えちゃいますねー.
本質は何が楽しいかに尽きると思うんですけどね.

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