2014年3月13日木曜日

Word

マウスとほぼ関係ない話題.最近マウスから離れてしまっている.

MS Wordなる有名なソフトウェアがある.これほどフラストレーションの溜まるソフトは少ない.一見使いやすそうであるが使ってみると使いにくいという絶妙なかんじがストレスの原因か.

とりわけ,Wordで図を含む論文を書くと最悪である.そもそもWordは論文を書くソフトではない.しかし,機械系の学会はほぼ例外なくWordで提出することを要求する.無視できる限り無視してきたが,そうもいかないときもある.がんばって使おうとしても全く本文が進まず,思考が途切れ,やる気をなくす.なぜ金を払ってストレスを買うのか.

なんとなくネットサーフィンしていると,WordとTeXの比較なんかがされている.TeXの欠点として,習熟するのが簡単ではないとある.同意する.ところが,Wordは習熟するのが不可能とは書かれていない.Wordはブラックボックス過ぎてマスターするのは不可能であり,これが欠点と言える気がするのだが.

しかし,物事を批判するだけではダメである.そこから何が得られるか.Wordの使いにくさの本質は,ソフトウェアの思想がわからないことである.どういう考え方で設計されたソフトなのか全然ユーザに伝わっていない.とすると,ここから学ぶべきは,物を作るときは図面だけではなく設計思想をいっしょに残さないといけないということだろうか.

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