全日本大会決勝が終わりました.これで今年のマウスも終わりで,毎年のことですが,楽しかった分現実に引き戻される帰りの新幹線が憂鬱です.
ハーフマウスは大変よく迷路が考えられていて,探索から苦労しました.
結果は,
こじまうす6A 57秒306 6位入賞,ニューテクノロジー賞
と最短走行は成功しませんでしたがぎりぎり入賞.
最短経路の135度ターンからの20区画以上の長い斜め走行が難しいとか,競技前に迷路清掃が行われずにほこりだらけとかいろいろありますが,私のマウスの場合はフォトセンサの不調が走れなかった主要因です.もともと十分な信号強度は得られておらず,事前にできる限りの対策はしていましたが,それでも普通の直進が走れないほどに影響を受けていたようです.ハーフはかなり力をいれていただけに残念ですが,ずっと気になっていたフォトセンサの問題が理解できたので収穫とします.(決勝の出走順は予選順位の逆順だそうですが,来年は間違わないようお願いします)
そういえば,副賞で怪我するくらい(流血の報告あり)先の細いピンセットをいただきました.これでもっとえげつないハンダ付けをしろと...
クラシックは調整不足で走る気が全くせず,その分全然緊張しませんでしたが,ふらふらしながらも走ってしまいました.最短走行のことなんて考えてなかったのでどんなパラメータで走らせていたのかわかりませんが,
こじまうす5 5秒848 6位入賞
まさかの入賞.毎年どの競技も決勝は入賞候補のマウスがどんどんリタイヤしていますので,今年は偶然チャンスが巡ってきたようです.(ちなみに私には関係ありませんでしたが,ほこりの観点からはシードマウスの出走順をもっと後にすべきだと思います)
参加者も多く,みんなぎりぎりまで調整するもんだから運営側は大変そうでしたね.お疲れ様でした.ではまた来年.
今年は休みの日にまだマウスをする時間がありましたが,次の休みからはそうはいかないので来年はどうなるだろうか.
2010年11月21日日曜日
2010年11月20日土曜日
マイクロマウス2010予選
今日は予選でした.ハーフ,クラシックともにいろいろ問題があって調整とか修正とかしていたのでほとんど他の人の競技を見られませんでした.
ハーフマウス
こじまうす6 6秒996 5位(決勝進出タイム)
こじまうす6A 4秒745 2位,決勝進出
ハーフマウスは見ている人には普通に走れているように見えても,いろいろ問題があって明日走れるかというときわどい.外乱光はたいして強くはないのですが確実に効いていて今まで調整してきた値をばっさり捨てるはめになっています.とくに長い斜めは現在絶望的.
クラシックマウス
こじまうす5 7秒733 5位,決勝進出
クラシックは予選敗退を覚悟しました.タイムだけ見ると結果は悪くないですが内容はあまりにひどかった.やはり日頃調整していないと走りませんね.
そしてこじまうす6Aのモータドライバが接触不良でモータが逆転するけど正転せず.周囲の人からいろいろ借りて一応復活.ありがとうございました.
ハーフマウス
こじまうす6 6秒996 5位(決勝進出タイム)
こじまうす6A 4秒745 2位,決勝進出
ハーフマウスは見ている人には普通に走れているように見えても,いろいろ問題があって明日走れるかというときわどい.外乱光はたいして強くはないのですが確実に効いていて今まで調整してきた値をばっさり捨てるはめになっています.とくに長い斜めは現在絶望的.
クラシックマウス
こじまうす5 7秒733 5位,決勝進出
クラシックは予選敗退を覚悟しました.タイムだけ見ると結果は悪くないですが内容はあまりにひどかった.やはり日頃調整していないと走りませんね.
そしてこじまうす6Aのモータドライバが接触不良でモータが逆転するけど正転せず.周囲の人からいろいろ借りて一応復活.ありがとうございました.
2010年11月19日金曜日
2010年11月17日水曜日
2010年11月16日火曜日
2010年11月15日月曜日
2010年11月14日日曜日
2010年11月13日土曜日
2010年11月7日日曜日
フォトセンサ2
外乱光が定常かつセンサ出力が光強度に比例するならば前回のように簡単な回路,簡単な処理でほしい信号だけを取り出すことができる.実際にはそうはいかない場合がありうるので思いつくことを挙げて考えてみる.
・フォトトランジスタは反応が遅い
フォトダイオードはほとんど時間遅れなく信号が出るが,フォトトランジスタは50us程度と遅い.しかも光強度によって反応時間が変化するため,CRハイパスフィルタなどで外乱光除去するのは困難である.そのため,LEDを発光させてから50us程度待ってからサンプリングし,ソフトウェアで外乱光を除去する方式の方がよい.
・外乱光は定常ではない
カメラのフラッシュについては回路で除去するのは困難であるが,ソフトウェアで除去すればよい.白熱灯のようなものはほとんど定常光だと思われるが,つくばカピオには100Hzで強度が変化するライトがある(蛍光灯も同様に100Hzですが,弱いので地区大会などでは問題にならない).でもこれも50usから見れば長周期なのでなんら問題はないはずである.
・外乱光だけでフォトトラが飽和するかもしれない
そうならないように挟角,高輝度のLEDを使い,十分余裕をもたせて電流-電圧変換抵抗を選ぶ.余裕をもたせると分解能が犠牲になるが,フォトセンサにはそれほど分解能は要求されない.こじまうす6Aでは200/4000くらいしかでていない(ただの設計ミスともいえるが).
・フォトトランジスタの非線形性
ハーフマウスに使うために小さい素子を選ぶと,線形性がかなり悪い.LEDも小さくもともとS/N比が小さいこともあるが,懐中電灯で照らすと無視できないほど出力が変化する.引き算で外乱光を除去できない.中部地区大会のときはなんとかなっていたが,全日本大会ではやられる可能性が高い(ああいう会場は赤外線が強い).回路ではどうにもならないが,ソフトウェアで外乱除去する方式だと非線形性を考慮する余地があるといえばある.
・フォトトランジスタは反応が遅い
フォトダイオードはほとんど時間遅れなく信号が出るが,フォトトランジスタは50us程度と遅い.しかも光強度によって反応時間が変化するため,CRハイパスフィルタなどで外乱光除去するのは困難である.そのため,LEDを発光させてから50us程度待ってからサンプリングし,ソフトウェアで外乱光を除去する方式の方がよい.
・外乱光は定常ではない
カメラのフラッシュについては回路で除去するのは困難であるが,ソフトウェアで除去すればよい.白熱灯のようなものはほとんど定常光だと思われるが,つくばカピオには100Hzで強度が変化するライトがある(蛍光灯も同様に100Hzですが,弱いので地区大会などでは問題にならない).でもこれも50usから見れば長周期なのでなんら問題はないはずである.
・外乱光だけでフォトトラが飽和するかもしれない
そうならないように挟角,高輝度のLEDを使い,十分余裕をもたせて電流-電圧変換抵抗を選ぶ.余裕をもたせると分解能が犠牲になるが,フォトセンサにはそれほど分解能は要求されない.こじまうす6Aでは200/4000くらいしかでていない(ただの設計ミスともいえるが).
・フォトトランジスタの非線形性
ハーフマウスに使うために小さい素子を選ぶと,線形性がかなり悪い.LEDも小さくもともとS/N比が小さいこともあるが,懐中電灯で照らすと無視できないほど出力が変化する.引き算で外乱光を除去できない.中部地区大会のときはなんとかなっていたが,全日本大会ではやられる可能性が高い(ああいう会場は赤外線が強い).回路ではどうにもならないが,ソフトウェアで外乱除去する方式だと非線形性を考慮する余地があるといえばある.
2010年11月6日土曜日
2010年11月4日木曜日
2010年11月3日水曜日
スリップ角 その2
スリップ角についてもう少し考えてみよう.スラローム旋回のときのマウスの軌道はどうなっているんだろう?うーん...と考えている立場からすると,次のように捉えるのではなかろうか.
向心力(遠心力)が働く --> スリップ角が生じる
タイヤの変形の観点から言えば,遠心力が働いてタイヤが曲げられるのでマウスの向いている向きと実際に移動している向きは少しずれる,つまりスリップ角が存在するということになろう.
しかし,これをもとに少し考えると変な軌道を想像できる.私は実際に計算したことはないが,以下に引用するkatoさんの計算によく表れている.もしかしたらそういう図ではないかもしれませんが.いずれにせよ,今の捉え方では右向きにターンしようとしているのにはじめの位置よりも左にそれる軌道を描くことになってしまう.
そこで,冷静になって視点を変えてみる.
スリップ角が生じる --> 向心力が働く
つまり,タイヤが変形するから戻ろうとする力によって向心力を得る.こう考えると,高速スラロームが縦に伸びる理由も説明できる.角速度が生じている時点で向心力が働いて円運動するのではなく,
角加速度 --> 角速度 --> 角度 = スリップ角 = 向心力
のようにもう一段階遅れて角度が生じてから向心力が働くので円運動に入るまでに時間がかかり,軌道は縦方向に伸びる.
向心力(遠心力)が働く --> スリップ角が生じる
タイヤの変形の観点から言えば,遠心力が働いてタイヤが曲げられるのでマウスの向いている向きと実際に移動している向きは少しずれる,つまりスリップ角が存在するということになろう.
しかし,これをもとに少し考えると変な軌道を想像できる.私は実際に計算したことはないが,以下に引用するkatoさんの計算によく表れている.もしかしたらそういう図ではないかもしれませんが.いずれにせよ,今の捉え方では右向きにターンしようとしているのにはじめの位置よりも左にそれる軌道を描くことになってしまう.
ロボット工作研究室より引用
そこで,冷静になって視点を変えてみる.
スリップ角が生じる --> 向心力が働く
つまり,タイヤが変形するから戻ろうとする力によって向心力を得る.こう考えると,高速スラロームが縦に伸びる理由も説明できる.角速度が生じている時点で向心力が働いて円運動するのではなく,
角加速度 --> 角速度 --> 角度 = スリップ角 = 向心力
のようにもう一段階遅れて角度が生じてから向心力が働くので円運動に入るまでに時間がかかり,軌道は縦方向に伸びる.
2010年11月1日月曜日
スリップ角
マウスの旋回速度が大きくなってくると,理屈通りの軌道を描かない.というよりも軌道を十分予測できるような理屈を考えられていない.ここではマウスの横方向には常に速度が0であると考えているが,それに代わる何か新しいことを考えなければならない.まあ実際にはなぜ軌道を予測できないかはわかっていなくても経験定数で丸め込めばマウスは走るわけだが.
でもまあそれでは今後の発展がないので何か考えるわけだが,今最も大きく効いていると思っているのはスリップ角である.これは実際にkatoさんがスラローム旋回をつくるときに考慮しているらしい.そこで示されている軌道を見ると,スリップ角を考慮するとかなり軌道が変わることがわかるが,高速でスラローム旋回すると実際にそれくらいずれる.
軌道はかなり変化するが,それには再現性があり,しかもスリップ角を使ってそのずれを説明することができる.こうしたことから,スリップ角の考え方,すなわち,マウスの向いている方向と実際にマウスが動いている方向は少し異なると考えることが重要そうである.
でもまあそれでは今後の発展がないので何か考えるわけだが,今最も大きく効いていると思っているのはスリップ角である.これは実際にkatoさんがスラローム旋回をつくるときに考慮しているらしい.そこで示されている軌道を見ると,スリップ角を考慮するとかなり軌道が変わることがわかるが,高速でスラローム旋回すると実際にそれくらいずれる.
軌道はかなり変化するが,それには再現性があり,しかもスリップ角を使ってそのずれを説明することができる.こうしたことから,スリップ角の考え方,すなわち,マウスの向いている方向と実際にマウスが動いている方向は少し異なると考えることが重要そうである.




