こじまうす12は基礎に立ち返ったことも含めてニューテクノロジー賞をいただいたので,パラメータを公開する.優勝機があれなのでよくわからなくなっているが,実は圧倒的に速くなっている.
下記の過去のパラメータたちも参照ください.リストは後で追加するかもしれない.
KOJIMOUSE12 Final Official Record Half-size |
KOJIMOUSE12 Final Unofficial Record Half-size |
KOJIMOUSE12CL Preliminary Official Record Classic-size |
|
---|---|---|---|
Acceleration [m/s2] (Straight) |
10.0 | 12.0 | 9.0 |
Acceleration [m/s2] (Diagonal) |
10.0 | 10.0 | 9.0 |
Max. speed [m/s] (Straight) |
3.6 | 4.0 | 3.3 |
Max. speed [m/s] (Diagonal) |
3.2 | 3.5 | 3.0 |
45o turn [m/s] | 1.05 | 1.12 | 1.43 |
90o turn [m/s] | 1.05 | 1.12 | 1.43 |
90o turn [m/s] (diag. to diag.) |
0.76 | 0.81 | 1.02 |
135o turn [m/s] | 0.79 | 0.84 | 1.04 |
180o turn [m/s] | 0.81 | 0.86 | 1.09 |
クラシックについては感覚を失っており全然わからないが,ハーフサイズにおいては吸引機構を使わない4輪マウスには到底出せないターン速度を実現している.加速度こそ劣るが最高速は同等である.しかもハーフ決勝では斜めから斜めの90度大径ターンをさらりと(製作者本人はヒヤリとする)こなしている.気付いてましたか?速くて見えない?
5 件のコメント:
これは理解不能ですね,
吸引マウスで全力を出したのになぜ非公式記録を0.7秒しか突き放せなかったのか頭を抱えていたのがようやく解決できた気がします.
なんか前にグリップには重量に比例する成分と定常成分からできているみたいなことを聞いたことがあるのですが,軽いマウスはそういう意味で有利だったりするんでしょうか?
重ねて申し訳ありませんが,こじまうす「11」を本気で調整したらこれと同等になり得るでしょうか?
正直なところ,ターンに関する調整は決勝当日朝ぎりぎりで形になったようなところなので速さの感覚を把握できておらず,こんなに速い速度設定だとは思いませんでした.軽いことが効いているかもしれませんが,それよりも2輪で軌道が安定したことでターン径を大きくできていることが速度に効いています.
ちなみに「11」は同等になり得ます.実際去年の試走では同程度の設定で走っていましたし,台湾でもこれよりはわずかに遅いと思いますが走りましたし.ただしジャイロセンサの出力がたまにとんでいたので,直線は無理です.
>2輪で軌道が安定したことでターン径を大きくできている
これはそうですよね.
私のマウスも吸引するとほぼ前輪2輪でターンします.そうすると普通の4輪よりもターン軌道が内に来るのでターン径を大きくできます.
とはいえ,10パーセントくらい速度が上がるのはそれだけではない気がするんですよねえ.20パーセントもターン径大きくできるわけではないでしょうし.
普通の90度ターンは半径82mm(ターン後の直線から82mm手前の位置からスラロームを開始する)の設定になっています.確かにターン径は20%も大きくなっていませんが,4輪の後方内輪からの反力を受けないので円弧軌道まで到達するのが速く,事実上ターン径を大きくできていると思います.
まあほぼ試走していない設定で1回偶然走っただけなのでなんとも言えませんが,2輪は再現性が高いのは事実なので確率的にターンが破綻することが減っているのもたぶん効いています.
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