2024年12月21日土曜日

東日本地区大会前日

いよいよ明日は今年度最後の地区大会だが、今年のマウスはプロトタイプを作ってみたものの思ったように動かず、本番機まで進められていない。 20pはフォトセンサが弱かったのでIRエミッタを交換し、回り込みによる光が極力入らないようにした。 テフロンシートもつや消し黒のアルミテープに変更した。 その結果あまり不安なく使えるようになった。

ようやく走行の調整ができると思ってやり始めたものの、まっすぐ走れない。

想定はしていたものの、2段減速機構の場合バックラッシの影響が大きく現れ、電流を流してからタイヤと路面間に力が働くまでに時間がかかりすぎる。 2m/s程度でまともに制御できない状態なので、これ以上の調整をあきらめる。速度を下げて走るしかない。。。

そうすると19号機をちょっとでも速くできないかと考えることになる。が、ピニオンが滑って走れない。

出発予定時刻の1時間前だがこのままでは走れないのでピニオンを作り直した。一応直ったようにも思えるが、弱いのでいつ症状が出てもおかしくない。 モータの軸を切断したときにバリが出ているのでピニオンを圧入するときに削れて穴が大きくなり、圧入されないというのが原因。

2024年12月15日日曜日

金沢草の根大会

先週の話だが、金沢草の根大会に初めて参加してきた。

この週は、福島→京都(講演)→福島→東京(講演)→京都(所用)→金沢(大会)→福島、と移動が多かったのでさすがにしんどい。

雪も少し降っていたものの、ひどくはなかったので景色も良かった。 はじめはどうやって会場にたどり着けば良いのか?と思っていたが、一応バスが通っているので公共交通機関で行けることがわかった。 ただ利用者がなくマウス関係者のKさんとKさんとKさんが乗っているだけの貸し切りバス状態(終点までノンストップ...)だったが。 帰りもバスのつもりだったものの、結局Nシャチョーの車に便乗。ありがとうございました。

第11回金沢草の根大会
国際高等専門学校 白山麓キャンパス
2024年12月8日
競技 ロボット名 記録(秒)
マイクロマウス競技 こじまうす19 1.660 2位
マイクロマウス競技 こじまうす20p 81.963

副賞のお菓子はうれしい。

走行の結果としては、中部地区大会のときに探索時の壁読みがおかしかったり、最短走行の速度がおかしかったりしていた19号機の修正が正しく機能し、 それなりのタイムだった。でもこれだとまだまだなのがつらい。

20号機は中部地区からいろいろがんばったものの、結局5回でやっとゴールにたどり着くというレベルで、 某ねこにも負けるという結果に。どうもフォトセンサがダメらしく、ノイズの影響も受けるし、温度が変わるとまともに壁の距離を読めない。 加藤さんのマウス十則でいう「ハードウェアの欠陥をソフトウェアでカバーすることはできない」の状態。

2024年11月8日金曜日

中部地区大会

1週間が経過しようとしているが、中部地区大会に参加したので記録しておく。

レベルの高さから魔境と呼ばれる中部地区大会だが、前日は大雨で空の色もおかしいし、名古屋駅が魔界の入口に見えた。やはりそれなりの心の準備をしてから来るべき場所のようだ。

第41回マイクロマウス中部地区大会
名古屋工学院専門学校10号館
2024年11月3日
競技 ロボット名 記録(秒)
マイクロマウス競技 こじまうす19 3.837
マイクロマウス競技 こじまうす20p 32.741

今回はいろいろミスをしていて、あまり良い記録を残せなかった。

まず、19号機は壁読みのアルゴリズムを変更したが、ろくに動作確認していなかったので読み間違いが発生していた。そのせいで良い経路で最短走行できたのは1回。 しかも、その最短走行の速度計算アルゴリズムを新幹線の中で変更してしまったが動作確認していなかったので、半径が大きいターンほど遅いという相当おかしな設定になっていた。 5走目は、90度ターンや45度ターンは1.2m/s程度、180度ターンは1.6m/s程度とめちゃくちゃ。動画で見ると途中遅くなってゴール直前に加速したように見えるが、そういう設定で走っていたらしい。 本来は7Gターン目標で、1.2ではなく、2.0m/sあたりの設定。 2倍スローの再生で見てもなんか違和感ないけど、最近のマウスは速くなったのでしょう。

20号機のプロトタイプはそもそも迷路を走ったことがない上にモータが回らない状態で会場入りした時点で棄権寸前だったが、魔王様のお力で復活し、なんとか完走できた。 今年は試走禁止ということで詰んだかと思ったが、3x3の迷路をどういうわけか持参していたので出走までの数時間ちまちま調整した。 後で気づいたことだが、壁のないところで壁切れを読むという不具合で3x3すらまともに走れなかった。

20号機のプロトタイプは、今だとどこのリンクが適当なのかわからないが、加藤さんのマウス十則の中の「2. 練習で動かないマウスが、本番で急に動けるようになることはない」のとおりの状態だった。 早く練習で動く状態にしたいが、「7. ハードウェアの欠陥をソフトウェアでカバーすることはできない」が刺さる。

2024年10月27日日曜日

九州地区大会

九州地区大会に参加した。朝の開始も早すぎず、終了も早いのでわりと楽に参加できた。 おかげで、熊本城を眺めながらこれを書けている。

第33回マイクロマウス九州地区大会
熊本高等専門学校・熊本キャンパス
2024年10月27日
競技 ロボット名 記録(秒)
マイクロマウス競技 こじまうす18 2.215
マイクロマウス競技 こじまうす19 1.885 第2位

今回、東北地区大会では走れなかった19号機がしっかり走った。 ギヤ比を高くした効果はあり、これまで勝てなかった18号機よりも大幅に速くなった。 18号機自体はこれまでどおり最大パラメータで走っているのでそれより速くなったことは大きい。

18号機はリポ1セルでほぼduty100%にして走っている機体、19号機はリポ1セルだが昇圧回路をのせてパワーを引き出せるようにした機体である。 ようやく昇圧の効果が見られたことになる。

来週は新作が多く出るようなので、こちらも走るかどうかわからない新作を持って大魔境に飛び込む。

2024年10月14日月曜日

走行異常の原因

東北地区大会では19号機がまともに走行できなかった。 前日にいろいろ変更しすぎたせいもあるが、 根本的には別要因だろうと思っていた。

記録されているログを見る限り、右壁を正しく読めないことが多いようだった。 リタイヤの要因になった壁読み時のセンサ値、判定結果をFLASHに記録しているが、 それをよく見ると、明らかに壁があると判定すべきなのに壁がないと判定してエラーになってリタイヤとなっていた。

バグといえばバグだが、昨年度の全日本大会前に壁読みの精度を上げるために書き換えた部分のような気がする。 走行が不安定なとき、むしろ精度が悪くなるようだった。 特に、スラローム直後に壁を読む場合に読み間違う。

なぜ走行が不安定になるのか、原因としては強い赤外線が考えられるので調べた。 結果、フォトセンサは問題ない。これはずっと昔に解決済みであまり回路も変えていないのでいまさら影響を受けるとは思えない。

エンコーダは...少し強い外乱光があるとまるで使えない。18号機と同じはずだが。。。 こういうときはどこの誤家庭にもあるオシロスコープで見るのが確実。 フォトリフレクタのIR-LEDをパルス発光させ、フォトトラをAD変換器に接続して読んでいるので、その電流ー電圧変換抵抗の電圧を見る。

まずは通常時。最初の数μs凹んでいるのはなぞだが、その後一定値が出ているので良さそう。

つぎに、外乱光が強いとき、意味わからん波形が出てる。

2024年10月8日火曜日

東北地区大会

毎年参加している東北地区大会に今年も行った。例年この時期の長井は寒かったと思うが、妙に暖かかった。

ロボトレース競技が復活して運営は大変だったと思うが、同時進行だったのでむしろいつもより速く全競技が終了していた。 ほんのわずかな参加費で豪華な大会会場、交流会、賞品というのは毎年驚きだが、せめて参加者として大会を盛り上げることに貢献できたと思いたい。

第37回マイクロマウス東北地区大会
タスパークホテル長井2階
コンベンションホール「あいば」
2024年10月6日
競技 ロボット名 記録(秒)
マイクロマウス競技 こじまうす18 2.930 第2位
マイクロマウス競技 こじまうす19 27.252

先週の北陸信越地区大会に続き、18号機がちゃんと走って速かった。 これは19号機が突貫で改造したせいかまともに走らなかっただけでもある。

これで3年連続の2位となった。そして優勝マウスとは相当に差が開いてしまった。 普通の吸引マウスに 追いつくのは簡単ではなさそうに思えるが、 個人で実現できる趣味の範囲でも逸般人なら追いつけるはずなので頑張って開発を続ける。

2024年10月7日月曜日

北陸信越地区大会

ちょっと遡るが、9月29日に新潟に行って第41回マイクロマウス北陸信越地区大会に参加した。ここの大会に参加するのは初めてだったが、行きやすいところなので良かった。

休日開催の場合入口の扉を開ける係が必要ということで運営は大変そうだったが、大会はスムーズに進行して早めに終わり、かなり慣れていてさすがというかんじだった。

第41回マイクロマウス北陸信越地区大会
新潟コンピュータ専門学校
2024年9月29日
競技 ロボット名 記録(秒)
マイクロマウス競技 こじまうす18 3.559 第3位
マイクロマウス競技 こじまうす19 3.600

結果は、準備していたパラメータは走って3位。お米をいただいた。特に今年はこれはありがたい。しかもおいしい。

さて、結果を見ると、2年前の機体の方が昨年の機体よりも速い。これは、、、昨年の開発は失敗したのか?

2年前、はじめて吸引マウスを作ってそこそこ走るようになったが、リポ1セルの電圧ではパワーが足りないことがわかった。 そこで昨年は昇圧回路をのせて2セル相当の電圧が出るようにした。 が、今度はバッテリからパワーを引き出せないことがわかった。 バッテリを70mAhから150mAhに変更することで2倍以上の電流を引き出せるようにした。 が、結果速くなっていないことが判明した。 どうやら、パワーは出るがバッテリが重くなった分を補ったのみで速くはならなかったためらしい。加えてルートが違ったことが影響したかもしれない。