デンソーカップからゆっくりと(いやいきなり32区画迷路というかなり飛ばし気味で)始まった今シーズンもようやく終わった。 今年はここ10年の中で一番時間をかけて開発した。おかげでしんどい。でも進んだ。
(徹夜はもちろんのこと、)前日にノイズ対策したり、歯車切削したり、スタートから出られないバグと戦ったり、例年通りぎりぎりだったが、 ここまでに時間をかけていたこともあり全体としては安定した機体を作ることができた。 結果、しっかり走った。期待を上回る結果だと思っている。
競技 | ロボット名 | 記録(秒) | |
---|---|---|---|
マイクロマウス競技ファイナル | こじまうす20 | 5.028 | 第2位、ニューテクノロジー賞 |
20周年なので集大成を作りたいと思っていたが、無難な構成で完成度を高めるというようなことはせず、結局いろんなことに挑戦して苦労しすぎた。 その結果がニューテクノロジー賞として評価してもらえてうれしい。
うまくいく年もあればそうでない年もある。当日朝の試走でバグがあるのを見つけていたので、それが発現しなかったのは運が良かった。 逆にレアなバグにあたるマウスや迷路との相性が悪いマウスもいた。 10年以上のベテランで唯一無二のマウスでもゴール座標を間違えたりする。 今回最短走行ができなかったマウスの中でいくつかは非常にきれいな探索走行をしていたのが印象に残っている。 それらを見ていると、表面的には2位の順位がついたが、実力はもっと低いと感じている。
最後に、あるマウスは強烈なプレッシャーのかかる状況でどう判断するか非常に難しかったと思うが、昔のプログラムに戻さず修正したつもりバージョンを採用した、と聞いたとき、やっぱそうこなくっちゃと思った。 自分でもそうすると思う。
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