台湾大会に参加した.
今年は国内学生選手のクラスと国外選手含めたクラスが同じトレースコース,迷路を使うことで時間短縮を図るようになっていた.そのため,ロボットは朝競技が始まる前にはロボット置き場に置かなくてはならず,当日のデバッグはほぼできなかった.
ということはクラシック(こじまうす12CL)は絶望のはずだった.しかし...1回目の探索が途中で失敗したものの,2回目で経路はつながり,3回目,4回目と最短走行,重ね探索をし,5回目の最短走行も成功とどういうわけかそれなりに走ってしまった.スコア形式なので順位には結びつかないものの意外と走るらしい.なぜだ.
そして最も重要なハーフサイズ(こじまうす12).毎年心臓に悪い戦いになるのが台湾大会であるが,今年も例外ではなかった.
出走は最後から2番目で,出走時点でかなり良いタイムが出ていたのでプレッシャーがかかる.探索走行は問題なく全面探索完了した.そして最短走行をそれなりのパラメータでスタートさせたが...動画から人の寿命が縮まる瞬間がわかる.
衝撃的なことにさっきまで全く問題なく走っていたのに,左タイヤが動かない.正確には妙に摩擦が大きくてまともに回転しない.原因不明であるが,モータのピニオンを0.3mm程度ずらしてみたところちょっとおかしい気もするが回るようにはなった.これは日本ルールなら2回目がリタイヤになるところだったが,ここは台湾ルールということで2回目の走行を仕切り直し.
ちゃんと走った.安心した.が,その直後,タイムを見ると...6.472秒.暫定一位のタイムは...S国のK氏の6.469秒.んっ!?なんだこれは!
Three milliseconds!!!
つらい.
そして3回目,4回目はクラッシュ.やはり昨年と同じで床面との相性なのかターン時に大きく破綻することがあるらしい.しかし,パラメータを落とす意味もないのでそのまま運命の5回目.
これが走りきって優勝.
台湾マイクロマウス大会(TMIRC2018)
龍華科技大學
2018年9月16日
競技 |
ロボット名 |
記録(秒) |
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ハーフサイズマウス |
Kojimouse12 |
6.354 |
優勝 |
クラシックマウス |
Kojimouse12CL |
10.855(スコア) |
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寿命はかなり縮まったが楽しい大会であった.