マウスの旋回速度が大きくなってくると,理屈通りの軌道を描かない.というよりも軌道を十分予測できるような理屈を考えられていない.ここではマウスの横方向には常に速度が0であると考えているが,それに代わる何か新しいことを考えなければならない.まあ実際にはなぜ軌道を予測できないかはわかっていなくても経験定数で丸め込めばマウスは走るわけだが.
でもまあそれでは今後の発展がないので何か考えるわけだが,今最も大きく効いていると思っているのはスリップ角である.これは実際にkatoさんがスラローム旋回をつくるときに考慮しているらしい.そこで示されている軌道を見ると,スリップ角を考慮するとかなり軌道が変わることがわかるが,高速でスラローム旋回すると実際にそれくらいずれる.
軌道はかなり変化するが,それには再現性があり,しかもスリップ角を使ってそのずれを説明することができる.こうしたことから,スリップ角の考え方,すなわち,マウスの向いている方向と実際にマウスが動いている方向は少し異なると考えることが重要そうである.
0 件のコメント:
コメントを投稿